【ビジネス向けパソコンの選び方】気を付けるポイントは？

2025年1月10日

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ビジネスで使用するパソコン、なんとなくで選んでいませんか？
日々の業務で使うパソコンは、業務の生産性や会社の情報セキュリティに大きく関わる重要なツールです。
間違った選択をしてしまうと、業務効率の低下はもちろん、情報漏洩などの深刻なリスクを招く可能性も…。

そこでこの記事では、ビジネスシーンで最適なパソコンを選ぶために、絶対に押さえておきたいポイントを徹底解説します。

はじめに：ビジネス用パソコン選びの重要性

ビジネスにおいて、パソコンは業務効率を大きく左右する重要なツールです。
個人の趣味で選ぶのとは異なり、ビジネス用途では性能、耐久性、セキュリティ、コストパフォーマンスなど、様々な要素を考慮する必要があります。

適切なパソコンを選ぶことで、業務の効率化、生産性の向上、そして企業の成長に貢献することができます。
逆に、不適切なパソコンを選んでしまうと、業務の遅延、情報漏洩のリスク、余計なコストの発生など、様々な問題を引き起こす可能性があります。
そのため、ビジネス用パソコン選びは、企業の経営戦略においても重要な要素と言えるでしょう。

ビジネス用パソコンの種類：ノートPC、デスクトップ、その他

ビジネス用パソコンは、大きく分けてノートPC、デスクトップPC、そして特殊用途向けのワークステーションやタブレットなどに分類できます。

ノートPC: モバイルワークや出張が多いビジネスパーソンに最適です。持ち運びやすく、場所を選ばずに作業できるのが最大のメリットです。近年は性能も向上しており、デスクトップPCに匹敵する処理能力を持つモデルも増えています。ただし、デスクトップPCに比べると拡張性に劣る点や、長時間の作業では画面の小ささが気になる場合があります。
デスクトップPC: オフィスでの作業が中心の場合に適しています。ノートPCに比べて高性能なモデルが多く、拡張性にも優れています。グラフィックボードを搭載することで、CADや動画編集などのクリエイティブな作業も快適に行えます。ただし、持ち運びには不向きです。
その他: タブレットは、プレゼンテーションや簡単な作業に適しています。ワークステーションは、高度なグラフィック処理やデータ分析など、専門的な業務を行う場合に必要となります。

スペックの見方：業務に必要な性能を見極める

パソコンのスペックは、業務効率に大きく影響します。
以下の主要なスペックについて、業務に必要な性能を見極めることが重要です。

CPU: パソコンの頭脳とも言える部分で、処理速度を左右します。一般的な事務作業であれば、Intel Core i3またはAMD Ryzen 3以上、複数のアプリケーションを同時に使用する場合は、Intel Core i5またはAMD Ryzen 5以上を目安に選びましょう。
メモリ: 作業中のデータを一時的に保存する場所です。容量が大きいほど、複数の作業をスムーズに行えます。8GB以上、できれば16GBが推奨です。
ストレージ: データを保存する場所です。HDD（ハードディスクドライブ）とSSD（ソリッドステートドライブ）がありますが、起動速度やデータアクセス速度が格段に速いSSDが必須です。容量は業務内容に合わせて選択しますが、256GB以上が推奨です。
ディスプレイ: ノートPCの場合、ディスプレイのサイズは本体サイズと直結します。
長時間作業する場合は、目の疲れにくいものを選びましょう。
解像度も重要で、フルHD（1920×1080）以上が推奨です。
グラフィック: 動画編集や3Dグラフィックなどのクリエイティブな業務を行う場合は、専用のグラフィックボードを搭載したモデルを選びましょう。

機能性：必要な機能を見極める

Officeの種類

Microsoft Officeには大まかに分けて、「Personal」と「Home & Business」の2種類があり、それぞれ含まれるソフトやサービスが異なります。

Personal	Home & Business
Word Excel Outlook	Word Excel Outlook PowerPoint

Office付きノートパソコンに付属するエディションは「Personal」と「Home＆business」の2種類がほとんどです。
プレゼン資料などを作成する方は、PowerPointが入っている「Home＆business」を選択すると良いでしょう。

本体の重さ

種類	ライトモデル	セミライトモデル	ミドルモデル	ヘビーモデル
質量	1kg未満	1.3kg前後	1.5～2kg未満	2kg以上
液晶サイズの傾向	12インチ以下	12～14インチ	14～15インチ程度	17インチ以上

重量を軽くするのであれば、自然と本体サイズ(液晶サイズ)も小さくなります。
画面の見やすさや操作性も求めるのであれば、14～15インチのモデルがおすすめです。

バッテリー時間

持ち運びが多かったり、出先でノートパソコンを使用する人はバッテリー時間も注意が必要です。

各メーカーが販売するノートパソコンのバッテリー時間は、主に「JEITA測定法ver2.0」に基づいて算出されています。
異なるメーカーでも同じ算出方法である為、バッテリー時間の比較がしやすいのですが、実際に使用した場合のバッテリー時間より長く算出される傾向にあります。
イメージとしては、メーカーサイトでバッテリー時間が10時間と書いてあれば、実際のバッテリー時間は5~7時間程度です。

ただ、最近では「JEITA測定法ver3.0」での算出に移行しつつあり、実際の使用時間に近づいた算出がされるようになってきています。
それでも実際の使用時間とは差が出てしますし、パフォーマンス重視で使用すると消費も激しいです。

よって、自分がバッテリー駆動で使う時間×1.5倍くらいのバッテリー時間が公表されているノートパソコンを選ぶと良いでしょう。

オペレーティングシステム（OS）の選択：WindowsとmacOS

ビジネス用パソコンのOSは、主にWindowsとmacOSの2種類です。

Windows: 圧倒的なシェアを誇り、多くのビジネス用ソフトウェアがWindowsに対応しています。互換性が高く、社内システムとの連携もスムーズに行えます。
macOS: 安定性とセキュリティに優れています。デザインやクリエイティブ系の業務で好まれる傾向があります。

ビジネス用途では、WindowsのProエディションを選ぶことを推奨します。Proエディションには、BitLocker（暗号化機能）などのセキュリティ機能や、リモートデスクトップ機能など、ビジネスに必要な機能が搭載されています。

セキュリティ対策：ビジネスデータを守るために

ビジネスデータを守るためには、セキュリティ対策は不可欠です。

OSのセキュリティ機能: WindowsのBitLockerやmacOSのFileVaultなどの暗号化機能を活用し、データ漏洩を防ぎましょう。
セキュリティソフトウェアの導入: ウイルス対策ソフトウェアやファイアウォールを導入し、マルウェアや不正アクセスからパソコンを保護しましょう。
生体認証: 指紋認証や顔認証などの生体認証機能を活用することで、不正ログインを防ぎ、セキュリティを強化できます。

周辺機器と拡張性：業務効率を高めるために

周辺機器や拡張性も、業務効率に影響します。

外部ディスプレイ、キーボード、マウス: 長時間作業する場合は、外部ディスプレイやキーボード、マウスを使用することで、作業環境を快適にすることができます。
ポートの種類と数: 必要な周辺機器を接続できるか、ポートの種類と数を確認しましょう。
ドッキングステーション: ノートPCの拡張性を高めるために、ドッキングステーションを活用するのも有効です。